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23/12/2009

補助金漬けの産業

 そのサービスの提供を受けるべき人がそのサービスのために支出できる金額と、そのサービスを提供する側がそのためのコストを賄うために得なければならない価格にギャップがあるという意味では、大学教育サービスと介護サービスとの間に本質的な差はありません。大学の専任教員が介護サービスの担い手と異なり優雅な生活を味わえるのは、国からの補助金のおかげに他なりません。

 私立学校振興助成法に基づく私立大学への補助金は、平成20年度で約3200億円です。平成20年度の大学の教員数は講師、助教、助手をひっくるめて、約9万7000人です。従って、教員一人あたり約340万円程度の補助金を国は大学の教員につぎ込んでいるということになります。

 介護ビジネスだって、一人あたり340万円もの補助金が設定されれば、もう少し担い手が増えるような気がします。

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