報道機関に専門家のいる米国、専門家を排除する日本
AFPBBの報道によれば、
米CNNテレビで医療ニュースを担当する人気記者で、現役の神経外科医でもあるサンジェイ・グプタ(Sanjay Gupta)氏が18日、ハイチ沖の米空母船内で、負傷した12歳の少女の脳外科手術を行った。
とのことです。
ここで注目すべきは、CNNでは、現役の医師が医療ニュースを担当していることです。専門知識が必要な分野に関する報道は、その道の専門家が担当する。その当たり前のことを米国の一流の報道機関は当然のように行っているということです。
翻って、日本はどうでしょう。司法関連のニュースを現役の弁護士である記者が担当している報道機関があるでしょうか。テレビ局や朝日・日経新聞の記者の給料は非常に高いので、現役の弁護士を記者として雇用することは容易なはずですが。法律の素人のみで裁判報道がなされる結果、検察のリークに簡単に踊らされてしまっているということはないでしょうか。
私は以前、脱税の疑いをかけられた企業の代理人として、リークに基づく報道を行った新聞社を訴えたことがあります。そのとき驚いたのは、税務報道を担当するセクションに税理士・公認会計士がいないだけでなく、それが脱税にあたるのか否かを税理士・公認会計士に照会する体制すらなかったということです。その結果、従前セーフとされてきた処理を事前通達無しに突然アウトにしてしまう「特定の税務署職員の勇み足ケース」であっても、そのことに気がつかず、さもその企業が悪質な所得隠しを行ったというストーリーで記事を作り上げてしまうことになってしまうのです。
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